他人を気にする余裕がない、気軽に相談できる相手がいない、家族が育児に協力的ではないというママさんのための育児相談サイトです。

■孤立して悩む日々

ダンナは職場を失ったとはいえまだ二十代後半。技術系の資格を持っていたこともあって、再就職先でもそれなりの待遇で迎え入れられました。ただ問題は、着任してまもなく東京本社での勤務を命じられたことでした。出産から日が浅い私たち家族のことも考えて「遠方勤務の可能性は低い」との条件で入社したのですが、やはり会社の都合はどうにもならないようです。

ダンナも私もどうすればいいか迷いましたが、結局は一家揃って関東に引っ越すことにしました。生まれたばかりの長男と父親をできるだけ引き離したくなかった、まだ子供は就学前だったので少しくらい環境が変わっても大丈夫のはず、東京近郊のほうがダンナの実家も近い……そんな数々の背景が、ダンナ一人の単身赴任ではなく家族揃って引っ越しする理由になりました。

ところがその話し合いのとき、「母親である私のストレス」をまったく考えていませんでした。そんなに関西でも友達が少ないタイプではありませんでしたし、すぐ新しい環境にもなじむだろうと思っていたのです。

ですが、なかなか現実は思うようにいきませんでした。まず環境の変化に敏感な子供の夜泣きがひどくなり、アトピー性皮膚炎も発症するようになりました。私は初めての事態に慌てながら日々の家事をこなさなければならず、自分で思っていた以上にストレスを溜めていきました。とても気軽に友達を増やし、楽しく子育てしていく余裕を失っていました。

予想外のことは、まだ重なりました。新しい職場でダンナも仕事が多忙を極め、関西にいたころほど子供のことに関わる余裕がなくなっていきました。見ていて気の毒に思うほど残業が続いて午前様も当たり前の毎日です。さらに少なからず頼りにしていたダンナの両親も、私たちの引っ越しからまもなく(母親のほうが)体調を崩して、なかなか孫の面倒を見られる余裕がなくなりました。

子供に起こった不意のトラブル、長引く通院、毎日の家事、相談する余裕がない夫、サポートを頼みにくいダンナの両親……そんな状態が短期間のうちに重なって、次第に私は「どこでおかしくなったんだろう?」「結婚なんてするんじゃなかったのかな?」とふさぎ込むようになりました。ダンナとの大きな衝突も何度かありました。今にして思い返せば、育児ノイローゼの一歩手前くらいだったと思います。

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